大人の部プログラム

科学脳を創ろう!」

ナカメグローベル賞では、自由研究の表彰をメインとする子どもたちが主役のプログラムではありますが、その受賞研究を、かつては子どもであった今の大人たちが本気になって研究してみる・・・という「大人が主役」の実験プログラムでもあります。

私たちは、無邪気な目と心で社会や地球の様々な不思議をみつめ、自らの好奇心について文字通り「自由に」研究をする子どもたちの姿を目の当たりにしてきました。スキルこそ荒削りなところも目立ちはしますが、その姿はまさに「ノーベル賞の卵」そのものです。
 
子どもたちの「知的好奇心の力」を借りて、私たち大人がもし本気で身近にある不思議や謎に迫れたとしたら?
かつては同じ子どもであった私たち大人が、自らの知的好奇心に目を向けて本気で研究してみることができたら?
 
きっと今ある生活、これからの未来はもっともっと面白くなるものと思います。
 
このような考えから、今こそ大人も子どもの大いなる好奇心の胸をかりて、大人と子どものクリエイティビティがリンクし、知的好奇心がどんどん循環していく、そんな世界を目指して、今回の「大人の部」のプログラムをつくりました。
 
プログラムでは、ナカメグローベル賞を受賞した子どもの研究やその姿から「着眼点」や「知的好奇心」、子どもならではの「研究手法」を学び、そこから気づきや着想を得ながら、大人の日常に合うかたちで研究スキルを身に付けていきます。
 
在野研究者(大学などに属さず自らの研究を日常でつづける人)として「知りたい」を「わかる」に変えていく研究の基礎的なスキルはもちろん、生活や仕事、ビジネスに役立てていく着眼点の持ち方や思考法を学び、一人ひとりの今と未来に活きるプログラムとなっています。
 
みなさまのご参加をお待ちしています!

■こんな方にお勧め!

・子どもの着眼点や発想、知的好奇心からヒントを得ながら自分にあった研究手法や研究テーマ、はたまた奇想天外なビジネスアイデアを見つけたい方
・学部問わず、知的好奇心が強く、様々な価値観や発想をもつ人と関わりながら「新しいことをはじめたいなあ!」と思う方
・学生時代のように、「また研究したいなぁ」と感じている方
・成功/失敗の結果に関わらず、「前向きな次のアクションを考えられるようになりたい!」と思う方
(科学には、研究の結果による発見はありますが、失敗はありません)
・問題・課題・疑問を探求したり解明することが好きな、まるで「冒険家」のような方
・研究が好きなひと、興味のあるひと!
 ・ご自身の専門分野に限らず、分野領域を超えた研究活動に関心の高い方

■プログラムの目的

 科学が持つ論理的思考、ステップを踏んで検証する方法を学ぶことで、今、大人に求められる、

  ・新しいアイディアを生む知的好奇心を身に付ける

  ・新しいアイディアをカタチにする思考を身に付ける

■実施概要

  • 開催方法 :オンライン開催を基本とする(研究活動は除く)
  • スケジュール ※座学・講座に参加できない場合は後日、動画にて講座を視聴いただけます
    • <座学・講座1> 11月4日(木)19:00~20:30 
    • <座学・講座2> 11月6日(土)9:00~11:00 
    • <座学・講座3> 11月11日(木)19:00~20:30 
    • <研究キックオフ>11月13日(土)13:00~17:00
    • <研究実践期間>成果発表までの約1か月間、週に1回程度のペースでグループによる調整・実験・サンプリング・ディスカッションなどを行いながら、知的好奇心による研究を行います。
    • <成果発表>   12月11日(土)
  • 応募条件
    • ・18歳以上(大学生以上)の方
    • 座学・講座1~3、および成果発表の各日程に参加が可能な方
    • オンライン活動がベースのため、全国各地からご応募いただけます
    • 「こんな方にお勧め!」の何かに一つでもあてはまる方
    • 参加の際は、他の方と力を合わせて活動に参加する意志のある方
  • 募集人数:20名 ※20名を超える応募があった場合には先着順とする
  • 参加費¥30,000 →¥10,000(実験価格)
    • ※座学受講費、研究場所利用料を含みます。
    • この他、研究実践期間中のサンプリング等にかかる交通費等は各自実費でのご負担となります
  • 研究テーマ
    • ナカメグローベル賞受賞研究の4テーマの内、事務局にて選出した2テーマを研究
  • 研究グループの編成
    • 2テーマを扱う2グループを編成する
    • 業種、職種が極力重ならないようグループ編成を行う
    • グループ内に研究プランや事業プランなどに取り組む複数チームを組成することも可とする
    • 各グループにはファシリテーターが1名以上入り、伴走する
  • プログラムのゴール
    • グループごとに、もしくはグループ内のチームで下記いずれかを作成
      1. 研究レポート
      2. 研究プラン(再策定)
      3. 事業プラン
    • プランはできうる限り多様な地域の方が参加できるよう、市民科学(シチズンサイエンス)を考慮する

■プログラム概要

 大人の部プログラム「科学脳を創ろう」はPhase 1、2の2パート、そしてこのプログラム終了後のコミュニティであるPhase 3で構成されています。

Phase 1では、研究する基礎的な知識を身に付けていきます。

<講座1>研究テーマの”素”を創ろう

内容:ナカメグローベル賞の受賞者インタビュー、受賞者のレポートを見ながら、新しい研究テーマや深掘りするテーマを見つけていきます。  

ファシリテーター:Think Squares Project 山本 智

<講座2>科学を考えよう。着眼点を磨こう

内容:独自手法や特徴的な手法で研究を行う登壇者が、受賞者インタビュー等から見つけたテーマやその着眼方法、研究の仕方などを鼎談形式でお話します

登壇者: 日本細胞農業協会 /Beyond BioLAB TOKYO 杉崎 麻友さん、

    合同会社てんコロ.代表 気象予報士 佐々木恭子さん

    Think Squares Project 山本 智

ファシリテーター:SUICHU GO! 代表者 石野 宏明さん

<講座3> 科学や研究手法を知ろう

内容:科学史、進化論、サイエンスコミュニケーションに深い造詣を持ち、俯瞰的に科学を見ている講師より、科学とは何か、研究とは何かを伺います

講師:サイエンスライター/同志社大学/サイエンスコミュニケーション協会 渡辺 正隆さん

Phase 2では、Phase 1で作成する研究計画に基づき、チームで研究を進めていきます。

研究計画に応じて、実施場所を設定します。また、チーム研究とし、開催日はチームで決定していきます。

Phase 3では、再策定した研究計画や作成した研究レポートの発表などの場を準備するなど、希望者に継続的な活動が行える場を設定していきます。

ファシリテーター/登壇者/講師紹介:

<講座1>研究テーマの”素”を創ろう

山本 智(やまもと さとし)

長崎生まれ。東京水産大学(現東京海洋大学)在籍時より、独立行政法人国立科学博物館にて鯨類研究に従事。理学修士(九州大学)。ちそう株式会社を2017年に設立、代表取締役に就任。専門は鯨類形態学(解剖学)

<講座2>科学を考えよう。着眼点を磨こう

杉崎 麻友(すぎさき まゆ)

特定非営利活動法人 日本細胞農業協会理事、Beyond Next Ventures株式会社, Incubation Group, Lab Manager。北海道大学農学部応用生命科学科卒業、東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。2017年から市民科学の有志団体であるShojinmeat projectの中で自宅細胞培養実験を始める。
2019年同団体からスピンアウトする形でNPO法人日本細胞農業協会を設立。東京都日本橋シェアラボBeyond BioLAB TOKYOの運営・管理をする傍ら、細胞農業の社会認知や普及に向けた活動を行なう。

佐々木 恭子(ささき きょうこ)

早稲田大学第一文学部卒業後、テレビ番組制作会社に入社。バラエティー番組のディレクターを経て、2007年気象予報士の資格を取得し民間の気象会社へ。自治体防災向け局地予報、高速道路・国道向けの雪氷予測などを担当。「天気でわかる四季のくらし」「世界気象カレンダー」などの著書、講演多数。カルチャースクール講師や資格取得スクール主催・講師

お天気を遊ぶ・学ぶYouTubeチャンネル「てんコロ.のラジオっぽいTV!」毎日更新中

Twitter @tencorocoro

石野 宏明(いしの ひろあき)

文教大学人間科学部卒業後、企業やNPOを経て起業。起業・科学・文化・生活を関心軸に陸と水中を往来し、人の素直な気持ちが実り育まれる機会づくりを様々実践。陸では今回の「大人の部」のような取り組みを、水中では「SUICHU GO!」を立ち上げJAMSTEC潜入ツアー開催や、水深100m圏内の海や湖の生映像を独自に採取・観察した実録「水中観察日記」を368日間にわたり連日配信するなど、水中のふしぎや発見を探求しています。2019年、French Tech発La Ocean TechのBoot Camp(in basque)に日本から初参加。

<講座3>科学や研究手法を知ろう

渡辺 正隆(わたなべ まさたか)

1955年生まれ。サイエンスライター、日本サイエンスコミュニケーション協会会長、同志社大学特別客員教授。専門は、サイエンスコミュニケーション、進化生物学、科学史。『一粒の柿の種』『ダーウィンの遺産』『ダーウィンの夢』『科学の歳事記』などの著書のほか、『種の起源』(ダーウィン著)、『ワンダフル・ライフ』(グールド著)など訳書多数。

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